脱毛の歴史について

ミュゼ丸亀

脱毛の歴史は古く、古代のオリエント紀元前4000年頃まで遡ります。

 

人類史上、最も古い文献に記載される体毛除去の方法は硫黄や石灰などをペーストの状態にして用いたワックス脱毛でした。この方法は性産業などの特殊な職業の女性の間で一般的だったようです。

 

地中海地方では、ひもを利用して、指の間にあやとりのようにひもを渡して毛を挟んで抜く方法が盛んでした。紀元前30年頃のエジプトでは、世界三大美女で有名なクレオパトラもその時代に人気の脱毛剤で、むだ毛脱毛していたといわれています。

 

ヨーロッパでは古代から一貫してワックス脱毛方式が
盛んだったようです。イスラム社会では宗教上でもアンダーヘア脱毛がすすめられていて、戒律として残っています。主に欧米ではアンダーヘア脱毛が宗教や清潔の観点からすすめられ、技術が発達してきたようです。

 

欧米でアンダーヘアー以外の部分の脱毛が注目を集め始めるのは19世紀のアメリカ。アメリカで脱毛方法が発展したのは、映画産業黄金期を迎えていたハリウッドの存在も無関係ではないようです。

 

当時は永久的な脱毛を目指して様々な方法が試みられていましたが、その方法は今聞いてもどうかなと思うものばかり。直に硫酸を肌に塗布したり、脱毛後の毛穴に汚れた針を入れ、わざと毛穴に炎症を起こしたり、どの方法も結果的に永久脱毛にならず、かえって肌傷害を起こすばかりでした。

 

19世紀終わり頃、眼科医が逆さまつげの治療のために直流の電流を使用する電気分解脱毛の永久脱毛方法を考え出し、顔部分のむだ毛処理を試みています。

 

その30年ほど後には施術時間が長くかかる初期の電気分解での脱毛法を改良した、10本までのプローブ(探針)仕様の電気分解脱毛器が発売されました。発売とともに電気で脱毛処理を行う専門の脱毛士の教育も行われ、電気分解の脱毛は一般の人々にも普及していきました。